三菱商事出張ビジネスクラス

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三菱商事時代も海外出張はよくあった。で、当時はバブルの名残も色濃く、僕のような青二才、、、というか仕事もまるでできない男が「ビジネスクラス」でフライトし、一晩300ドルもの高級ホテルに泊 … 更に最近航空会社が導入にしたプレミアムエコノミークラスはエコノミーではないと定義している所も多いと聞く。つまり、かなり多くの人が、出張＝エコノミークラスなのである。というエコノミークラスで出張する人々を代表して、このビジネスクラスという総称を変えることを提案したいな、と思う。実態と合っていない上に、そうしないといちいち、「良いですねー、私も海外出張とか行って、あのビジネスクラスというものに乗ってみたいんですよ」という人に「いや海外出張はエコノミークラスですよ」というのはもう辛い。ただ、良い名称は思いつかない。ただ、以前、ANAが「スーパーエグゼクティブクラス」とビジネスクラスを呼んでいたらしいが、これが良い名称だろう。スーパーエクゼクティブ。ちょっと、舐めてる感じもするが、ビジネスクラスは、実はスーパーなエクゼクティブじゃないと乗れないことが確かである。私は、スーパーエクゼクティブじゃないので、エコノミーなんです、といえば、話も伝わるだろう。なので（多くの企業の内規では、役職に応じてビジネスクラスに乗れる人というのが決まっている。本当に資本主義社会である。）、すでにビジネスクラスという名称は、現在の実態とは合わないと思う。その後、別の外資系の企業に転職したが、そこでも、ビジネスクラスに乗ることはなかった。本部長クラス（と腰が悪いとか申請を出した人）はビジネスに乗れるようだったが、現場クラスのスタッフはエコノミー。上司もエコノミーだったので、その頃には、漫然と一生ビジネスクラスには乗れない（そこまでは出席できない）と思っていた。初めての海外出張は、新卒で入社した外資系の会社の研修。その時は、もちろんエコノミークラス。漠然と研修だからエコノミークラスなんだなと思っていた。全然海外にも飛行機にも慣れてなかったので、研修で海外に行けるなんてラッキーとしか思っていなかった。まあ、修学旅行気分だっただろう。ちなみに、自分がP/Lを管理する立場と考えて言えば、旅費は最低限が良い（もちろん、チーム全員が納得してくれる範囲で）。着く時間が同じならば、別にエコノミーでもいいでしょ、って思う。ただ、自分が頻繁に往復する立場になると、年間X回以上往復する人にはビジネスクラスの利用を認める（会社によってはこういう条項があると聞く）という条項は付け足してほしい。結局、実際に社会人になってビジネスクラスで出張に行けたのは、その後転職した、とある景気の良いアメリカ系企業に勤めていた間の出張だけ。今振り返れば、あとの出張はすべてエコノミークラスだ。beglobalさんは、はてなブログを使っています。あなたもはてなブログをはじめてみませんか？まだ学生の時、飛行機のビジネスクラスとは、漠然とビジネスマンが乗るものだと思っていた。ビジネスクラスとエコノミークラスでは、疲れがぜんぜん違う。フルフラットになるシートではぜんぜん疲れない（ような気がする）。ただし、値段もぜんぜん違う。よってコストカットが進むこの世の中では、ビジネスクラス＝ビジネスマンというわけではない。実際にビジネスクラスに乗れるビジネスマンは、 "で検索」、なんてこともできない。訪問先の会社の奴からも歓迎されているわけではない。なんと言ってもこっちは徒手空拳、会社を始めてまだ三ヶ月程度である。信用もなければ言葉だってめちゃくちゃだ。金持っているかも分からない。例えて言うなら今、僕の会社に仮に「マレーシア」（特に深い意味はないので、マレーシアの方は気を悪くしないで下さい。）からの客が「アンダーアーマー買わせてくれ」、という連絡がきてもわざわざWelcomeはしないだろう。「はい、了解。時間を空けておきます。」という程度のものなはずだ。つまり、出張の度に思うのだが、人間には「それなりに看板が必要」ということ。後に「本質」を知ることになるのだが、当時僕はその看板は「三菱」だと思っていた。でも、経験を重ねるうちにその看板は「僕自身」である、という根本的なことに気づいた。つまり、今でも相手にしてみれば「ドームコーポレーション」も「安田秀一」も知らない訳であって、いずれにせよ、アポには応じてもそれ以上のことはする必要はないだろう。ただ、何度か同じような経験を重ねるうちに、初めての訪問先であっても結構Welcomeされる。自然の立ち居振舞いが「オーラ」となって相手に伝わるのだと思う。人間にとって、経験とそれからくる自信は小さいものではない。とにもかくにも、ドキドキの初出張と初交渉は何とかどうにかこうにか小さな成功を収め、今日に続く"偉大"なる橋頭堡となった。ともあれサンフランシスコの空港で...。Airportホテルなので当然リムジンがあるはずだが、当時の僕は「出迎え」が当然であったので、そんな知恵があるはずもない。また、普通の旅人なら予めその辺の下準備をしていったであろうが、当時の僕は会社を始めたばかりで「やらなくてはならない細かいこと」が山ほどあり、忙しいというよりも...「脳みそがあと２つ欲しい」と真剣に考えていたくらいモノゴトに健忘気味であり...つまり、相手との交渉や商品の品質（最初の取引から30種類程度の品数を購買...で、それら商品に対する具体的な知識や評価する経験もまるでなかった。）ばかりに頭が行き...交通手段など頭の片隅にもなかった。当然「地球の歩き方」も「るるぶ」も持っていない。留守を守る今手専務（当時は社長と専務二人）もかなり心配だ。なんたっていつも10時出社の上、寝不足の時は「すっ」と居なくなり、車で睡眠をむさぼるような男なのだから。で、初めての出張の時は、結局、よく分からないので空港のそばのAirport Hotelの予約をとり、格安チケットのエコノミークラスでのフライトとなった。で、空港に着いた瞬間に感じた感覚は今でも鮮明だ。自信とは経験からくる改善の積み重ね、信頼は自分を飾らず正直に相手にぶち当たる勇気。経験、自信、相手との信頼関係、大きな野望と夢... 今ではそんなモノを大きな荷物に旅に出る。でも、1996年のサンフランシスコ空港での凍るような「不安感」は生涯忘れることはないだろう。三菱商事時代も海外出張はよくあった。で、当時はバブルの名残も色濃く、僕のような青二才、、、というか仕事もまるでできない男が「ビジネスクラス」でフライトし、一晩300ドルもの高級ホテルに泊まっていた。出張の詳しい日程は上司が決めてくれ、その日程に従って現地の駐在員の方が全てフォローしてくれる。つまり、空港には出迎えてくれるし、ホテルも取ってくれるし、チェックインもしてくれる。晩飯も「ご当地の高級料理」をばっちり食すことができた。当時の僕の出張費...といっても旅費だけだが...総額を計算したら何と120万円を超えていた。自分のことながら「何か気まずいなあ、まるで仕事なんて出来ないのに...　本当にこんなのでいいのだろうか？？」とは思っていたし、あらゆる「高級感」を味わったところで実力が全く伴わないわけだから、現実、なんの充実感も味わえなかった。当時の僕の海外出張は「仕事をしに行く」というレベルではなく、上司から「行ってきなさい」や「あそこ、見てくるといい」という感じで、、、「教育」的な要素で出張に行っていた、、、120万円もかけて。　当時の僕は何故か、部署内で一番最初に海外出張にでる新人となった。理由は英語の成績が「抜群に伸びた」から...　つまり、スタートラインが限りなくビリに近かった、、、というか同期220名中、219番目、という"こっぱずかしい" 成績から「海外出張に行ってもいいですよ」というレベルまで急激に向上した、という点が認められたからである。そのレベル到達時、部長から5万円のご祝儀をありがたく頂戴した。で、一応、部署内で初の海外出張というのは結構名誉なことらしく、その前までは話したこともない他の部課の多くの課長やベテランの方々から冷やかされたり誉められたりした。と、いうこと。なんか、あまりにも当り前でつまらないことだけど、こんな感覚がかなり明瞭に記憶に刻み込まれている...　つまり誰も知らない、また言葉も違う異国の地で「なんでもゼロから自分でやらねばならないんだ...」という現実を突きつけられた気がした。出迎えが居ない海外の空港は初めてだった。とりあえず自分の「足」で進むべき方向を決めなくてはならない。そんな当り前のことが無性に「不安感」をかき立てた。同じような気持ちは三菱商事時代、上司に「3 月いっぱいで会社を辞めさせて頂きたいのですが。」と持ち掛けた日の就業後、「駅までの帰りの道」でも感じた。会社を一歩でた瞬間、「この足はもう、どっちに進んでもいいんだ...　でも、どっちに進んだらいいんだろう...」という、将来への希望などを吹き飛ばす「根本的な不安」の大きさを実感した。

三菱商事の32歳マネージャー（P3）の場合、年収の半分に相当する800万円程度はボーナスとして支給され、海外駐在中もボーナスは日本円で日本の口座に支給されるので、ボーナスには手を付けないという駐在員は多い。国内勤務の32歳マネージャー（P3）の目安年収は1,500～1,600万円であるため、海外駐在することによって年収が倍近くになることも珍しくない。海外駐在では一気に貯金を増やすチャンスでもあり、その後の人生が楽になること間違いないと言えるだろう。総合商社の海外勤務手当については、駐在地や家族構成などによって大きく変わってくるため、一概に言うことはできないが、ここでは三菱商事の駐在員のモデルケースを紹介していきたいと思う。家賃についてはエリアや家族構成によって上限金額が設けられていることがあり、住む物件によっては一部自己負担になる可能性もあるが、東京に住むことを考えれば微々たる金額である。三菱商事では海外駐在から帰国して持ち家がない場合、月20万円程度の家賃補助が支給される。一般的にはこの手の家賃補助は2年間などと期間が決まっていることが多いが、三菱商事の期間は不明。総合商社では海外駐在時には家賃・車・医療費そして子供の学費についても会社が負担してくれるため、国内勤務と比較すると額面の給与以上に待遇は良いと言えるだろう。海外駐在から帰国すると、帰国の時期次第とはなるが、1年間住民税を支払わなくて良いことが多い。住民税はその年の1月1日時点で日本に居住していた場合、その年の6月～翌年の5月で給与所得の10％を支払うこととなる。総合商社で海外駐在になれば、エリアによってはお金の使い道がないため、1年間で1,000万円程度の貯金をすることも不可能ではない。総合商社では海外駐在が決定すると、設営費用として50万円近くの費用が支給される。車によっては社用車地域で車を用意してくれる場合、自家用車地域で自分で車を購入する場合（その場合は給与が高くなる）、やや危険な地域では運転手が付く場合がある。32歳マネージャー（P3）の場合、住民税は年間120万円程度となるため、一般的な人事異動の時期である4月に帰国した場合は、住民税約120万円が節約できることとなる。総合商社の海外駐在には「保険休暇制度」があり、駐在地のエリアやハードシップによって回数や金額は異なるが、年に数回会社の費用負担で海外旅行に行くことができたりする。三菱商事の32歳マネージャー（P3）が家族帯同で東南アジアの新興国に駐在した場合、手取り年収は約1,800万円程度。これは国内の年収に焼き直すと2,800万円程度に相当する金額となる。持ち家がある場合には支給されないが、海外駐在中は賃貸に出すことによって、住宅ローン返済以上の家賃収入を得ることができるというメリットもある。三菱商事の国内勤務の給与・退職金・年金については以下の記事でまとめているので、参照して頂くと海外勤務手当の手厚さをより理解して頂けると思う。海外駐在への赴任と日本への帰国の際には、家族を含めてビジネスクラスを利用することができる。家族旅行でビジネスクラスを利用するということはほぼないため、貴重な経験となることだろう。また2年に1度程度は会社の費用負担で、家族も含めて日本に一時帰国ができる制度なども用意されている。この費用は海外駐在から帰国が決まった際にも支給されるため、エリアや家族構成によっては異なるが、合計で50万円～100万円の設営費用が支給されることとなる。三菱商事や総合商社で勤務すると多くの人は海外駐在を経験することになるが、海外駐在手当てがいかに手厚いかが理解して頂けたと思う。またマイルやアップグレードポイントに余裕がある人は、この機会に人生で初めてファーストクラスに乗るという人も少なくはない。