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体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 « にわか鯖管の苦悩日記 [書籍紹介] 体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 脆弱性が生まれる原理と対策の実践 - buzzword update ソフトバンクパブリッシング社 体系的に学ぶ安全なWebアプリケ-ションの作り方体系的に学ぶ安全なWebアプリケ-ションの作り方 最安値 ¥3,3602011年3月1日Webアプリケーションにはなぜ脆弱性が生まれるのか?脆弱性を解消するにはどうプログラミングすればよいか? 「体系的に学ぶ安全なWebアプリケーションの作り方」を図書館から検索。 カーリルは複数の図書館からまとめて蔵書検索ができるサービスです。 隠す COVID-19 : 多くの図書館が閉館しています 詳しく https://el.jibun.atmarkit.co.jp/bookshelf/2011/06/web-a0b8.html

読み: タイケイテキ ニ マナブ アンゼン ナ ウェブ アプリケーション ノ ツクリカタ : ゼイジャクセイ ガ ウマレル ゲンリ ト タイサク ノ ジッセン日本中の現場で支持されたベストセラーが、最新環境にあわせて全面刷新+大増ページ! Webアプリケーションにはなぜ脆弱性が生まれるのか?脆弱性を解消するにはどうプログラミングすればよいか?PHPサンプルへの攻撃を通して脆弱性が生まれる原理と具体的な対処方法が学べる!Webアプリ開発者の必読書、待望の改訂版!OWASP Top 10 - 2017対応・HTML5の普及に対応してWeb APIやJavaScriptに関する解説を新設・OWASP Top 10 - 2017に対応して、XXEや安全でないデシリアライゼーションなどを解説・脆弱性診断に対する関心が高まっていることから、脆弱性診断の入門の章を親設・IE7のサポート終了など現在のソフトウェアの状況に対応・実習環境をWindowsに加えてMacにも対応単行本: 688 ページ1章 Webアプリケーションの脆弱性とは1.1 脆弱性とは、「悪用できるバグ」1.2 脆弱性があるとなぜ駄目なのか1.3 脆弱性が生まれる理由1.4 セキュリティバグとセキュリティ機能1.5 本書の構成1.6 セキュリティガイドラインとの対応2章 実習環境のセットアップ2.1 実習環境の概要2.2 Firefoxのインストール2.3 VirtualBoxのインストール2.4 仮想マシンのインストールと動作確認2.5 OWASP ZAPのインストール2.6 Firefoxの拡張FoxyProxy-Standardのインストール2.7 OWASP ZAPを使ってみる2.8 Webメールの確認3章 Webセキュリティの基礎 ~ HTTP、セッション管理、同一オリジンポリシー3.1 HTTPとセッション管理3.2 受動的攻撃と同一オリジンポリシー3.3 CORS(Cross-Origin Resource Sharing)4章 Webアプリケーションの機能別に見るセキュリティバグ4.1 Webアプリケーションの機能と脆弱性の対応4.2 入力処理とセキュリティ4.3 表示処理に伴う問題4.4 SQL呼び出しに伴う脆弱性4.5 「 重要な処理」の際に混入する脆弱性4.6 セッション管理の不備4.7 リダイレクト処理にまつわる脆弱性4.8 クッキー出力にまつわる脆弱性4.9 メール送信の問題4.10 ファイルアクセスにまつわる問題4.11 OSコマンド呼び出しの際に発生する脆弱性4.12 ファイルアップロードにまつわる問題4.13 インクルードにまつわる問題4.14 構造化データの読み込みにまつわる問題4.15 共有資源やキャッシュに関する問題4.16 Web API実装における脆弱性4.17 JavaScriptの問題5章 代表的なセキュリティ機能5.1 認証5.2 アカウント管理5.3 認可5.4 ログ出力6章 文字コードとセキュリティ6.1 文字コードとセキュリティの概要6.2 文字集合6.3 文字エンコーディング6.4 文字コードによる脆弱性の発生要因まとめ6.5 文字コードを正しく扱うために6.6 まとめ7章 脆弱性診断入門7.1 脆弱性診断の概要7.2 脆弱なサンプルアプリケーションBad Todo7.3 診断ツールのダウンロードとインストール7.4 Nmapによるポートスキャン7.5 OpenVASによるプラットフォーム脆弱性診断7.6 OWASP ZAPによる自動脆弱性スキャン7.7 OWASP ZAPによる手動脆弱性診断7.8 RIPSによるソースコード診断7.9 脆弱性診断実施上の注意7.10 まとめ7.11 脆弱性診断報告書のサンプル8章 Webサイトの安全性を高めるために8.1 Webサーバーへの攻撃経路と対策8.2 成りすまし対策8.3 盗聴・改ざん対策8.4 マルウェア対策8.5 まとめ9章 安全なWebアプリケーションのための開発マネジメント9.1 開発マネジメントにおけるセキュリティ施策の全体像9.2 開発体制9.3 開発プロセス9.4 まとめ 2018年6月に、Webアプリケーション開発のセキュリティの必読書である、いわゆる「徳丸本」の第2版が発売になりました。すでにそうとうな分量があるので、一ミリもページを増やす余地はなかったのは重々承知の上で、なんとなく希望を述べてみます。本当は CORS や同一オリジンポリシーとかサロゲートペアとか内容に踏み込みたかったのですが、すでに十分長文になってしまったのでこの辺で私の感想は終わらせようと思います。PHPの開発者が多いことと、PHP は開発者が理解しやすい言語であるので PHP がメインになっているのだと思うのですが、テーマによっては .NET(C#,VB.NET), Java などのコードも登場してくれるとうれしかったかもしれません。実装の内容については触れられていてそこは大変参考になりました。また、最新の技術動向を踏まえ、クリックジャッキングの脆弱性対策やJSON、Web API などの内容が追加されています。そしてOWASP ZAP というツールを使った脆弱性診断入門まで解説されていました。このあたりの内容は企業秘密にあたっていて今まで公開されていなかった内容だと思います。報告書の作成方法も解説されているし。これは Web 開発者なら読まないといけないでしょ?と強く思いました。まずはおおざっぱな感想として、「徳丸本第2版すばらしい!Web開発者の必読書だね!ひゃっはー!!」って感じです。ある意味これが正解で、電車の中で徳丸本第2版を読むのはちょっとつらいです。辞書(社会的フィルター)並みの厚さがあり、iPad Pro 10.5 inch で電子書籍じゃないと、電車の中で読めませんでしたね。iPad Pro 10.5 inch でちょうどよい大きさだったので、iPad 9.7 inch や iPad mini じゃ読むのがきつかったかもしれません。.NET については、SQLインジェクションで Entity Framework に言及があってもよかったかもしれません。まあ、そうすると O/R マッパーの話もしなければいけなくなるかもしれませんが。この徳丸本第2版ですが、発売日前にフライングゲットしたという情報が Twitter で流れ、私も本屋に何件かはしごしたのですが見つけることができませんでした。くやしいので Amazon で予約をしたのですがこれがよくなかった。一方で、辞書並み(667頁)になったことで、初心者にはちょっと厳しいかなぁと思うようになりました。初心者の方が Web アプリケーションセキュリティに入るのに徳丸本第2版だと、勉強会や先輩のフォローが必要かもしれませんね。でも、若者は優秀なので簡単に突破してくるかもしれませんけど。さて、前置きはこのくらいにして本書の感想を書いていきたいと思います。まあ、どういう形にしろ Web 開発者で徳丸本を読んでいないのはマズイ状況だと思います。セキュリティってあらためて言うまでもなく難しいと思うのです。その難しい内容を、平易な内容にかみくだいて逃げることなくしっかりと解説しているというところがすばらしい。普通ならはしょってしまったり、説明をにごしてしまうようなところでもちゃんと解説されています。文字コードに踏み込んでいるのは勇気があるなと思いました。尾骶骨テスト、つちよしテストは使わせていただきます。まあ、.NET(C#,VB.NET), Java などの同様の書籍が出版されるとはとても思えないので自分で頑張れということだと思いますし、このサイトのテーマも PHP だけでなく .NET(C#,VB.NET), Java のサンプルを提示することになるのですが、一人じゃまかなえないのですよね。まあ、これから精進したいと思います。Amazon からの到着を待つかと諦めていたら、Twitter 情報で Kindle 版も同時発売ということなので2冊になってしまいますが思い切ってポチってしまいました。発売日当日、勤務先の書店に行ったら徳丸本第2版が平積みされているじゃないですか!Amazonは数日遅れて配送するとか言っているし。じゃあ、キャンセルしようとしたらキャンセルできないよと言われる始末。あと、WAF (Web Application Firewall)の解説もあるとよかったかなと思いました。紙面の都合もあったし、IPAの「安全なウェブサイトの作り方」に詳しく解説されているので、そちらに委ねたのかもしれませんね。