ほんの わずか 意味,
ワーク ライフバランス とは 厚生 労働省,
Suv 中古車 おすすめ,
金山 ベース イベント,
楽天 トラベル 憩 山荘,
Python 開発環境 Windows10,
ユザワヤ セール スーツ,
エアロバイク 毎日 2時間,
TSUTAYAプレミアム コミック 終了,
テラフォーマーズ ネタバレ 23巻,
40代 エアロバイク ビフォーアフター,
音楽の日 タイム テーブル,
拳銃 携帯 職業,
追悼 英語 RIP,
瓦カフェ メニュー 川崎,
日経BP総研 会社 概要,
私のお気に入り リコーダー 楽譜,
ログホライズン シロエ 恋愛,
南浦和 ランチ おしゃれ,
Ps4 クラフト オープンワールド,
カローラフィールダー ハイブリッド 加速,
村井良大 鈴木拡樹 結婚,
松本清張 映画 点と線,
王家の愛 侍女と王子たち キャスト,
お問い合わせフォーム お礼 メール,
明智小五郎 美女シリーズ 最高傑作,
税込 英語 Tax In,
グラス ヒュッテ オリジナル 2020,
Akb48 ヘビーローテーション メンバー,
マウイ島 ブログ 2020,
相棒 死命 ロケ地,
J-LIS 新任 情報化担当者セミナー,
スクール Tv 会員登録,
スクールFC 日 食,
豪ドル 推移 5年,
ディズニー 声の王子様 1,
オープン ジュニア バドミントン大会,
シフト表 エクセル テンプレート,
三菱 デリカバン カタログ,
今 邑彩 死去,
沖縄 コロナ 助成金,
カローラ カタログ 歴代,
デリカd5 バッテリー交換 費用,
切り株 生え ないように,
小説 設定 どこまで,
呪怨 呪いの家 Netflix,
北緯35度 日本 地図,
ホンダ 原付 バイク 中古,
ワーキング ガール Amazon,
経理事務 フリー ランス,
偶然 必然 運命 名言,
レンタルスタジオ アマンテ デル バイレ,
リクルートスタッフィング あなたで進めています 意味,
ワンパンマン ゲーム Amazon,
無印 カーテン サイズ,
肩 甲骨 ストレッチ 動画,
盾の勇者の成り上がり 漫画 完結,
地方公務員 働き方改革 総務省,
小田原 研修 宿泊,
NEC 配当 2019,
無印 テレワーク 机,
Php Db接続 Pdo,
ハンドメイズテイル シーズン2 10話,
アルインコ 公式 ショップ,
デジタルトランスフォーメーション 本 おすすめ,
リモート収録 っ て 何,
トラベラーズ ドラマ 打ち切り,
踊る大捜査線 あらすじ ドラマ,
鳥居株式会社の美術織物、金襴緞子は、薄く、しなやかで緻密な特徴を持った織物です。 【貴船緞子】 貴船緞子の素材は、キュプラ・綿を使用し、新緞子と比べ縦糸一色、横糸二色で織り上げおります。 金襴緞子という言葉はビジネス用語ではなく、日常的に使用することもありません。 金襴緞子は、最高位の織物を意味する四字熟語であり、相手の衣服を金襴緞子のように素晴らしいものだと賞賛する際に用いる事が可能です。 金襴緞子の使い方と例文 あるご縁で名物切の専門家の方から、裂地の話を聞くことができました。日頃から曖昧になっている花兎金襴と角倉金襴の違いを教えていただきました。作土文(つくりつちもん)で花と兎のモチーフはともに同じです。違いは兎の上にある花の形がちがうこと。 きれを辞書でひくと「切(れ)」と載っているように、裁断した(切った)織物を表具に仕立てるので、(裂くのではなく)「切る」の方が正式かと思われます。 ただし表具で使われる布の総合名詞として、現在は『裂(きれ)』と書くのが一般的になっています。※掲載している裂はお取扱いしている織物の一部になります。在庫はお問い合わせください。中国渡来の織物の中でも、お茶の世界で名物茶入に添えられる裂を指して、「名物裂」と呼ばれています。もとは室町の足利義満・義政時代に、金襴・銀襴・緞子などが輸入され、当時の茶人、高僧、上流武士、その他一般好事家などに所持されました。その後それらの中でも極めて優秀な裂地が茶の湯と結びつき、いつしか「名物裂」と称せられるようになりました。名称については例えば「二人静」と呼ばれる金襴は、足利義政がこの裂の装束で『二人静』を舞ったことに由来しているとされるなど、基本的に、神社仏閣の名称、僧侶・大名・茶人などの人物名、装束として使われる能の演目に関するものなどから付けられています。織物は、経(タテ)糸と緯(ヨコ)糸が交差して機(ハタ)で織られます。その交差の組織の違いによって、金襴、緞子、無地などが織られます。織物の三原組織として、経糸と緯糸が一つ置きに上下して織られる織を「平織り」、一度にそれぞれの三本以上の経糸と緯糸が交差する「綾織」、経糸と緯糸の交差点を少なくし最低五本以上の経糸と緯糸を最小の単位とする「朱子織り」があります。表装の裂地は、昔は法衣や装束を解いて使っていましたが、明治以降に表装裂地として新たに織られるようになりました。 金襴(きんらん)とは。意味や解説、類語。綾地または繻子地 (しゅすじ) に金糸で文様を織り出した織物。袈裟 (けさ) ・能装束・帯地・袋物・表装などに用いる。 - goo国語辞書は30万2千件語以上を収録。政治・経済・医学・ITなど、最新用語の追加も定期的に行っています。 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 - 金襴の用語解説 - 斜文,琥珀,繻子,紗などの地組織に金切箔または金糸などで紋様を織り出した美麗豪華な織物。この技法は天正年間 (1573~92) ,中国から堺に伝わり,のち京都の西陣で盛んに織られた。繊維は絹や綿。 緞子(どんす)とは、繻子織地に繻子織の裏組織で模様を織り出した織物。. きれを辞書でひくと「切(れ)」と載っているように、裁断した(切った)織物を表具に仕立てるので、(裂くのではなく)「切る」の方が正式かと思われます。 ただし表具で使われる布の総合名詞として、現在は『裂(きれ)』と書くのが一般的になっています。※掲載している裂はお取扱いしている織物の一部になります。在庫はお問い合わせください。中国渡来の織物の中でも、お茶の世界で名物茶入に添えられる裂を指して、「名物裂」と呼ばれています。もとは室町の足利義満・義政時代に、金襴・銀襴・緞子などが輸入され、当時の茶人、高僧、上流武士、その他一般好事家などに所持されました。その後それらの中でも極めて優秀な裂地が茶の湯と結びつき、いつしか「名物裂」と称せられるようになりました。名称については例えば「二人静」と呼ばれる金襴は、足利義政がこの裂の装束で『二人静』を舞ったことに由来しているとされるなど、基本的に、神社仏閣の名称、僧侶・大名・茶人などの人物名、装束として使われる能の演目に関するものなどから付けられています。織物は、経(タテ)糸と緯(ヨコ)糸が交差して機(ハタ)で織られます。その交差の組織の違いによって、金襴、緞子、無地などが織られます。織物の三原組織として、経糸と緯糸が一つ置きに上下して織られる織を「平織り」、一度にそれぞれの三本以上の経糸と緯糸が交差する「綾織」、経糸と緯糸の交差点を少なくし最低五本以上の経糸と緯糸を最小の単位とする「朱子織り」があります。表装の裂地は、昔は法衣や装束を解いて使っていましたが、明治以降に表装裂地として新たに織られるようになりました。 金襴緞子(きんらんどんす)とは。意味や解説、類語。金襴や緞子。また、高価な織物。「金襴緞子の帯」 - goo国語辞書は30万2千件語以上を収録。政治・経済・医学・ITなど、最新用語の追加も定期的に … こんにちは。 今日は、金襴(きんらん)について書いていきます。「金襴緞子の帯締めながら~・・・」の歌をご存知でしょうか。この歌のように、日本では、金襴も緞子も… 金襴緞子(きんらんどんす)とは。意味や解説、類語。金襴や緞子。また、高価な織物。「金襴緞子の帯」 - goo国語辞書は30万2千件語以上を収録。政治・経済・医学・ITなど、最新用語の追加も定期的に …
「和」をその人独自の感性で、生活の中に取入れている方が増えています。 裂 (きれ)も、そのように多くの方々にお楽しみ頂ければと思っております。 高級な手織りのものから、化繊のものまで、ご要望にあわせて別注にも対応いたします。 裂地(きれじ)について ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 - 名物裂の用語解説 - 鎌倉時代から江戸時代初期にかけて主として中国 (宋,元) から渡来した高級絹織物の総称。金襴,緞子 (どんす) ,錦,間道,印金などの織物で,茶道の発達に伴い茶器を入れる袋や,茶席の掛物の表装として用いられた。
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 - 名物裂の用語解説 - 鎌倉時代から江戸時代初期にかけて主として中国 (宋,元) から渡来した高級絹織物の総称。金襴,緞子 (どんす) ,錦,間道,印金などの織物で,茶道の発達に伴い茶器を入れる袋や,茶席の掛物の表装として用いられた。 「金襴緞子(きんらんどんす)の帯締めながら」と始まる歌もありますが、金襴緞子は豪華な織物のことです。近年では輝きと手触りを持つ人絹などが使われるようになりました。今回は、金襴緞子の生地の特徴や平均価格などをご紹介していきます。 名物裂とは、今より六百年ほど前の鎌倉時代より江戸時代にかけて、主に中国から日本に伝わってきた最高級の織物で、これらの裂は宝物のようにされ、大茶人千利休や小堀遠州の名前や、文様からの名前が一品ずつに付けられ、博物館や美術館に大切に伝えられてきたものであります。 例1の悪い組み合わせ例・・・高価な金襴を使っているが作品よりも注意が裂地に引きつけられてしまう。これでは静寂な雰囲気が台無しである。Prefecture, 655-0021, Japan「裂地は作品より目立ってはならず、作品を引き立てなければならない。」というのが表装裂地選びの暗黙のルールである。高価な裂地を使えばいつも良いというわけではない。裂地の選定は非常に難しく繊細なものなので、芸術の知識、材料を選ぶセンス、そして色彩感覚が必要になってくる。「裂」は元来織物、染物、刺繍の断片を意味するが、転じて布帛全般を指す言葉として使われる。また古美術的織物などの意味にも用いられる。日本画では表装裂として広く使用されている。例1の良い組み合わせ例について・・・水墨画とは、「墨」一色で表現される絵画で、墨線だけでなく、墨を面的に使用し、暈かしで濃淡・明暗を表す。本作品では、静寂な雰囲気がとても重要な要素である。この例では、表装裂地がその雰囲気を引き立てているのがわかる。文様という語は、「模様」とほぼ同義に使用されているが、漢字でいう文様の「文」は、飾りとしてのあるまとまった単位の図形を指す。したがって「文様」とはひとつの飾り、あるいはその飾りの繰り返しによって構成される装飾図形を意味する。裂の選定は掛軸にとって大変重要な要素であり、作品の魅力を引き立たせる表具師のセンスが求められる。裂は縦糸と横糸で縫われ、縦糸と横糸の色を変えることによって紋様が形成され、裂地の価格は糸の種類や織り方により変わってくる。昔から裂地は掛軸と分かち難く結びついて発展してきた。しかし現在では、裂地の綾なす魅力は「表装裂」として、織物文化の一分野を確立し、掛物にとどまらず、額のマット地や屏風・画帖にと多方面に使われている。梅の花では光琳梅や梅鉢、菊では菊水や乱菊・菊唐草、牡丹では牡丹唐草などの代表的な文様。そして、唐松・笹蔓・橘・鉄仙・萩・桔梗・蓮華など日本固有の有名な植物の多くが用いられている。如意宝珠、法輪、打ち出の小槌、金嚢(きんのう)、隠れ蓑、隠れ笠、丁子、輪違の八宝を集めて文様化した「宝尽し」、寿の書体を文様化した「寿字文様」。第1巻には「表具の歴史」「表具の素材と技法」「表具の形」「裂地の紋様」「裂地の種類」「桐」を文様化した「大閤桐」や「五三の桐」、「嵯峨桐」、笹のような細長い尖った葉をつけた蔓草に、小花や松葉を散らした「笹蔓文様」、笹の葉を船と帆に見立て、松葉を帆網とし波にかたどった「笹舟文様」、菊をはじめ桔梗、水仙、梅、椿を丸型に文様化した「花丸文様」などがある。その場に最もふさわしい芸術品を飾り、凛とした空間をつくりあげる事に美を見出す・・・この独特な文化は世界でも日本だけです。こちらもさらに古い1978年(昭和53年)の2冊に渡る本。こちらは上記でご紹介した本と比べて裂地1点1点につき名称と末尾にかなり詳しい解説が一つ一つ丁寧に掲載されている良書。表具屋として裂地についての知識を持っておく事に越したことはないので非常に重宝しております。こちらもかなりマニアックなシリーズとなっておりますが、好きな人にはたまらない情報量が掲載されているのでよろしかったらどうぞ。もはやこちらは古すぎて中古でしか販売されていないようですが。現在、一般に用いられている表具専用の裂地は一部を除き、明治初期に製作されたものであり、それ以前は法衣や衣裳を解いて使ったものであった。時代によって変遷する、主体である書画(本紙)の傾向に従って、これに従属する表具地も変遷してきた。幾何学文様である、縞・格子・網目・菱、さらには、亀甲や石畳といった文様も数多く存在する。表具に使う裂地の文様には、様々な題材が取り上げられている。そのなかでも植物を扱ったものが比較的多いのは、本紙との調和がとりやすい為だと考えられる。点や線、面で構成される「幾何学文様」には縦縞や横縞、網目文様等から、亀の甲羅のように六角形が連統する「亀甲文様」、四角形の中に小さい四角形を入れた「目結(めゆい)文様」、正方形を等しく敷き詰めた「石畳文様」、三角形が交互に入れ代わって構成された「鱗文様」など、他にも様々な形がある。意匠化された文様には、各々名前が冠せられ、固有名詞として独立したものもある。について解説されており、歴史も含めて学べるので勉強になります。「龍」は古代中国に起源し、水中に住み、雲に乗って空中を飛翔すると言われている瑞獣。単純な文様を「拐子籠文様」といい、蔓草を配した「龍唐草文様」、円形に表現した「団龍(まるりゅう)文様」、四角に表した「角龍文様」、二匹を向い合せにした「双龍文様」があリます。同じく想像上の動物で、仁愛と慈悲の鳥、幸運の前触れといわれている「鳳凰」がある。「鳳凰文様」に似た神鳥の文様「鸞(らん)文様」の他、「鴛鴦文様」「朱雀文様」「千鳥文樣」「都鳥文様」、長寿の象徴「鶴文様」などがある。文様は飾るという一義的な意味だけでなく、その品を身に着ける人から禍いを遮ざけ、幸福を招くという重要な性格を持っている。こういった性格を強く表しているおめでたい文様を「吉祥文様」と呼ぶ。吉祥文様の種類には、「鶴亀」「宝尽し」「鯉の滝登り」のように、それ自体がおめでたい意味を持つ文様や、「菊水文様」のようにおめでたい伝説を文様化したもの、語呂や発音が他の吉祥文様と同じなので、そのものも吉祥文様になってしまったものがある。吉祥文様は国や地方によって様々であるが、日本では工芸全般に大きな影響を受けた中国の吉祥文様と深く関係している。中国から渡来した裂地が、後に堺や京都の西陣で完成されていったように、文様も中国から譲り受けたものが多く見られる。掛軸は主人が来客に対して季節や行事などに応じて最も相応しいものを飾り、おもてなしをする為の道具です。ゲストは飾られている掛軸を見て主人のおもてなしの気持ちを察して心を動かす。決して直接的な言葉や趣向ではなく、日本人らしく静かにさりげなく相手に対しておもてなしのメッセージをおくり、心をかよわせる日本の伝統文化です。特徴としては唐草文様のように、継続的な柄が連綿として途切れることなく続いていくものと、梅鉢のように、一個の独立した文様が等間隔に並べられているものがある。また動物を主材にした文様も多く、特に日本でおめでたいものとされている鶴や亀、また蝶や千鳥・燕・兎、中国の架空の動物である龍や鳳凰などがよく用いられている。そのほか、水車や扇・宝物といった道具類を図案にしたものや、雲や水など自然の形態を図案にした雲水・観世水・青海波などがある。文様は植物、動物、自然現象、道具の他、幾何学図形や文字など多岐にわたる。動物の文様の場合、身近な動物とともに、架空の動物が多く扱われている。この他に、金紗、印金、錦、漆箔、間道、七子織、シケといった裂地がある。「唐草文様」は、茎や蔓、葉の絡み合った文様で、連続文様を形成する場合が多く、他の植物と絡み合って、牡丹となら、「牡丹唐草」、葡萄となら「葡萄唐草」と名付けられ、他にも菊唐草、椿唐草、梅唐草、と枚挙にいとまがない。また様式化が進み、植物の種類が判別しがたいものも少なくない。日本人が誇るべき美意識が詰まった掛軸の文化をこれからも後世に伝えていきたいと我々は考えています。「牡丹」の花は豪華で、中国では「王花」と称し、冨貴の象微として広く工芸の文様に使われている。唐草文様と組み合わせた「牡丹唐草」で、唐草の蔓が一本のものを「一重蔓牡丹唐草文様」(ひとえづるぼたんからくさもんよう)、二本のものを「二重蔓牡丹唐草文様」(ふたえづる-)という。「鶴」もまた中国より渡来した瑞鳥文様であるが、特に日本では古くから今日までその優美な姿が愛され、広範囲に文様として愛好されている。金襴は金の平箔糸(紙に箔を貼り付けて細かく裁断し、糸状にしたもの)を織り込んで文様を表した絹織物。僧侶は袈裟に用い、掛軸では一文字や中廻し、風帯などに用いられる。中国では織金といわれ、宋代に始まり明代に全盛を迎える。日本には鎌倉時代に伝えられたと考えられる。現在、京都西陣で多く織られている。金は高価なため、代用品としてアルミニウム箔などを用いたものは代用金襴と呼ばれることもある。一般的には大まかに準金襴、中金襴、本金襴などと大別される。表装の布地に用いられている文様はおおむね左右相対称で題材が著しく描象化されている。比較的簡単な図形であるが極めて洗練され、高度に意匠化されているところにその特色があると言える。1989年(平成元年)出版の古い本で、合計3冊に及ぶシリーズの本です。大半は名物裂の非常に大きな写真を掲載し、末尾に裂地や表装についての解説を掲載している本です。非常にマニアックな本であり、かなりの予算を投じて当時の関係者が製作した物と考えられますが逆に現在では絶対に予算的に出版されないであろうという内容の物です。表装の裂地を知りたい方には良いかもしれません。(表具屋として裂地の柄の向きなどを確認するのにも重宝しております。)他にも鳥が花枝や松の小枝を加えて飛ぶ「花喰い鳥文様」、波間を踊る鯉を描いた「荒磯文様」、兎を唐草や雲と共に配した「兎唐草文様」、花樹の下に耳をそばだてて振り向く兎の「花兎文様」等が有名である。他の文様と区別するため、便宜上名付けられた文様群に、有職文様(ゆうそくもんよう)と呼ばれるものがある。主に公家の調度類や、服飾、車などに用いられた、一連の伝統的な文様を指す。表装裂の文様は、用いられた裂地の関係から、この有職文様が多く使われている。裂地は作品をより印象的なものにする事が役割であり、作品を引き立てなければならない。シンプルなルールだが奥が深く、作品を生かすも殺すも裂地次第なのである。また「名物裂」のように茶の湯と結びついて文様が特殊化したものもある。しかし表装は、あくまでも書画を引き立てるために施される装い。文様が第一番に人目を引いてはならない。表装は書画を装飾品と為すと同時に、書画の世界を一層拡げ、深める役割を負っている。表具師は書画のために、様々な文様の裂地を洗練した感覚と深遠なる知識を持って選ばなければならない。ご興味あられる方は中古でもそこそこの額はしますがよろしかったらどうぞ。有職文様は広義には、平安時代以来の文様を指すが、狭義には近世の類型化された文様を指す。有職文様の母体となったのは、奈良時代に、唐を始めとする大陸より入ってきた文様であり、そのうち個性の強すぎる文様や、緻密な文様は敬遠され、日本人の好みに合ったものが残され、改良された。また身近な親しみのある風物を新たに文様として取りいれた。裂地の有職文様は、公家の装束が織物中心であったため、繰り返しの規則的な文様が主であった。したがって表装裂に使用される裂地の文様は、「文様」という語が意味するように、継続的な柄が続いていくものか、ひとつの独立した柄が等間隔に並べられていくものか、の二通りとなる。緞子は茶の巨匠である千利休によって好まれた事で有名である。表裏異なる組織によって文様を表した織物。先練りされた糸を用い、各糸は同色の場合と異色で織る場合とがある。深い味わいと光沢があるのが特徴である。絹や綿、化繊など様々な材料によって織られる。自然現象を扱った文様では、雲を文様化した渦巻き状の「雲渦文様」、横に長く棚引く「絵雲文様」、霊芝(れいし)に似た「霊芝文様」や「霞文様」、稲妻を雲に配した「囘(かい)文様」や「雷文様」。水を文様化して、半円を幾重にも重ねて静水を表した「水文様」、波を表した「波頭文様」「渦巻文様」「荒波文様」、波間に小花や宝を散らしたり、波間に車輪を配した「片輪車文様」がある。表装に使われている裂地は、もともと法衣や装束を解いたものであり、表装用の裂地として製作される場合も、それらを受け継ぎ、あるいは参考としていた為、文様もおのずと本来の衣装が持つ性格が色濃く顕れた。裂には非常に多くの種類が存在するが、「緞子」と「金襴」に大別する事が出来る。末尾に記載されている情報については「なるほど、そうだったのか」という内容も多かったです。本を製作した裂地屋さんならではの情報と角度が興味深いです。本シリーズは全三巻で構成され、基本的には文様別に収録されています。一巻は植物文様、二巻は動物文様、三巻は幾何学文様を中心にまとめられています。