政府はコロナウイルス感染拡大を食い止めるために、有給休暇の取得やリモートワークを推奨しています。大手企業でも正社員のみならず、派遣社員などの非正規社員にも在宅勤務や自宅待機という対応を求める動きが出てきました。 拡大する新型コロナ対策:派遣社員の在宅勤務への切り替え要請で派遣会社の管理部門が大混乱、課題は仕事環境以前の勤怠管理から。 マスクが買えない今だからこそ見直したい咳エチケット
ã³ã®èª¿éããã¹ã¿ã¼ãã ...ã¨ããã±ã¼ã¹ããã£ã¨ã¼ãã§ã¯ãªãããã«æãã¾ããæææ¡å¤§ãæå°éã«é£ãæ¢ããããã«ããã¾ãã®ã¿ã¤ãã³ã°ã§å¯¾å¿ãããã¨ãæå¹ãªã®ã ããã¨æãã¾ãã コロナ騒動の中、派遣社員がテレワークするための問題点を、派遣法、設備・環境、業績悪化の3つの視点で解説していきます。 派遣社員がテレワークできずにいる理由は何なのか、疑問に思っていた人は必 … 派遣社員のみを出社させて、社員が皆在宅勤務することなどできるわけがない。 「コロナウイルスに関してはみんな内心怖くても、出社を控えるのはちょっと神経質すぎやしないか、と言いあって、頑張って出社してしまう。 (文・横山耕太郎、取材・Business Insider Japan編集部)企業の中には来社した人に対し、マスク着用を求める企業もある(写真はイメージです)。そもそも個人個人の業務分担にグレーゾーンが多いので、業務の切り分けは難しく、それが在宅勤務の浸透を阻んでいる感じです」一方、早期にリモートワークを導入した企業では、いつまでリモートワークが続くのか、心配する声も聞かれている。もともとこの会社では、月に8日までのテレワークが認められている。育児や介護で積極的に使っている人もいるが、わずかだ。「今朝も数百万人が満員電車に揺られて職場に向かう東京で『不要不急の外出を控えて』の呼び掛けの無意味さがすごい」「持ち株会社がまた世間にアピールしたな。現場の状況はまだまだなのに。板挟みの中間管理職はまた大変になる……」「コロナウイルスに関してはみんな内心怖くても、出社を控えるのはちょっと神経質すぎやしないか、と言いあって、頑張って出社してしまう。そんな雰囲気です」(前出の女性)NTTがグループ社員全員に向けてテレワークを推進するというニュースを見たとき、グループ会社の一つで働く50代の女性は、そう感じたという。在宅勤務をいち早く決めたGMOインターネットグループでは、1月27日から渋谷・大阪・福岡にあるエリア拠点で働くグループの従業員を対象に、在宅勤務を推奨している。当初は2週間の予定だったが、現在も在宅勤務の期間を延長。対象の約4000人のうち、出社するのは1割ほど、という状況が続いている。しかし、現場を抱えている社員が「在宅勤務をしようにもできない」というジレンマを経営層は見ようともしない。例えば、在宅勤務制度は派遣社員には適用されない。派遣社員のみを出社させて、社員が皆在宅勤務することなどできるわけがない。政府は東京オリンピック・パラリンピック時の混雑対応策の一つとして、リモートワークの推進を挙げているが、新型コロナへの対応はリモートワーク普及の難しさも突き付けている。他にも在宅勤務が進まない理由としては、家が狭かったり、自前のPCを購入できなかったりする事情もあるのでは、と話す。会社が指定するソフトがインストールできる高性能のパソコンは20万円ほど。これが購入できないと、会社のパソコンを持ち帰らなければならず、この持ち帰り手続きが面倒で、在宅勤務実施のハードルは高いという。大手企業がメインクライアントのデザイナー女性(30代)は、こう話す。今回も幹部から、部長・担当部長の部署間の会議をすべてテレワークにする“お達し”が出ている。長期化する新型コロナウイルスへの影響で、リモートワークを推進する企業が増えているものの、阻む壁は少なくない。「会社としてはリモートワークが可能だが、クライアントとの機密契約が厳しい。資料やデータを持ち帰っての作業がNGなので、結局、リモートワークはできない」新型コロナウイルスの影響でリモートワークへの注目が集まっている。同グループの広報によると、対面が必要な案件や採用面接、郵便物の受け取りなど、出社が必要な場合にのみ出社が許可され、出社時には時差通勤を勧め、自転車通勤も認めているという。企業風土だけでなく、ハード面にも課題があるという。この女性はこう嘆息する。「感染者が出たらビル閉鎖なのでリモートワークになるというお達しが出た。感染者出たら、というのがなんともうちの会社らしい」「本来なら正社員だけでなく、契約社員や派遣社員の人も、何かあった時のために一斉に在宅勤務ができる体制を整えておくべきだと思います。現実的には今、全員が在宅勤務すると持ち帰り用のPCが足りないので、まずはそこを整備することが必要です」(前出の女性)