闇の子供たち (日っ歩~美味しいもの、映画、子育て...の日々~) 梁石日の同名小説を映画化した作品です。 日本新聞社、バンコク支局で、児童買春を取材する記者、南部は、日本人の子どもがタイで心臓の移植手術を受けるという情報を得ます。 原作は在日朝鮮人 小説家の梁 石日(ヤン・ソギル)の同名小説「闇の子供たち 」。 暴君極まりない在日朝鮮人の実父をモデルにした「血と骨 」は父親をビートたけしが演じ映画化されています。 戦後の在日朝鮮人への差別や闇がリアルに描かれ話題になりました。
駄菓子屋の女店主(岸田今日子)は、子供たちに「お話をして!」とせがまれていた。店主は、子供たちに「精霊」などの不思議な話をしていたのだった。店主は子供たちに話し始める。するとそこに、柄の悪い3人の男女(優男、優男の恋人、大男)がやってくる。 映画「闇の子供たち」のラストについて【ネタバレ】本日、シネマライズに行って見てきたのですが、結局、江口洋介演じる南部はなんの闇を抱えていたのか詳しく教えて下さい。 映画『闇の子供たち』のネタバレあらすじ結末と感想。闇の子供たちの紹介:2008年日本映画。タイで横行する子供の人身売買、臓器売買、売春を取材する記者とボランティアの行動を鋭く切りこんだ問題作です。タイでは上映禁止になったいわくつきの内容です。 その話を聞いた音羽は、「タイの子供が一人犠牲になるので、手術は辞めてほしい」と説得します。子供が犠牲になると聞いても動揺しない梶川夫妻を見て、音羽は「犯罪だ!」と叫び、南部たちは家から追い出されてしまいました。南部は音羽に「感情をぶつけてもどうにもならない」と諭し、タイで根源を絶たないと無理だと分かった二人は、再びタイにもどりました。新聞記者でタイ駐在の南部浩行(江口洋介)は、隠し撮り写真を撮ったとして捕まった与田(妻夫木聡)と面会します。与田は「写真の仕事をくれ」と南部に頼みます。事務所に戻り臓器売買の情報を得た南部は、地元の情報屋に金を払って臓器売買について知っている者がいないか情報を求めました。ある日、行方不明になっていた少女・アランヤーから児童福祉センターに手紙が届きます。自分は売春宿で働かされていること、エイズになると捨てられ、そして自分もその病気にかかったようだと書かれていました。病気になり不要となった子供は、ゴミ袋に入れられ捨てられてしまいます。「助けてください」と書かれた手紙に、音羽は「警察に通報しよう」と言います。しかし通報したことがばれれば、アランヤーの命が危ぶまれ、警察も手紙だけは動いてくれません。夜になり、梶川の夫(佐藤浩市)が帰宅すると、臓器移植について話をしてくれました。ある日、タイで臓器移植を受けられるとコーディネーター・大山から教えられた梶川夫妻は、心臓の悪い8才の息子に手術を受けさせることにします。日本では15歳未満では手術は受けられず、アメリカなどの海外での順番を待つよりも、タイのほうが技術も進んでいて好都合です。しかし臓器提供者については一切知らされていないと話す梶川。その頃、日本から音羽恵子(宮崎あおい)という女性が、タイの児童福祉センターにやって来ます。音羽は東京の大学で社会福祉の勉強をして、日本の人権センターでボランティア活動をしていました。かつてタイに短期留学をしていたこともあり、タイ語を話すことができます。つたないタイ語で挨拶をする音羽。今回タイにやってきたのは、タイの子供たちの現状を実際自分の目で確かめるためです。そんな音羽に冷たく当たる一人の女性職員がいます。彼女はかつて日本人に暴行を受け、この児童福祉センターに保護された経験がありました。一方南部は、情報屋からかつて仲介人だった一人の男性を紹介されました。自分に子どもが産まれてからはいたたまれなくなり、仲介役は辞めたと話す男性。南部は現役の日本ルートに詳しい仲介人を教えてほしいと頼みますが、男性はそれを断ります。しかし臓器売買の現状を話してくれました。健康な子供に麻酔をかけて、手術台に乗せて生きたまま臓器を提供していると話す男性。提供者の子供は日本の子供のために殺されており、まるで生け贄のようなことが行われていることに南部は愕然とします。ここからは映画「闇の子供たち」のネタバレを含んでいます。あらすじの結末まで解説していますのでご注意ください。音羽が児童福祉センターに戻ると、南部が臓器売買についての取材できていました。日本の子供の臓器移植がバンコクで行われ、生きたまま心臓移植をすると聞いた音羽はショックを受けます。「何かできることがあれば手伝いたい」と、音羽たち児童福祉センターの職員は南部に協力することを約束します。タイの農村で、一人の少女が売られていきます。親は金を受け取り、男の車に乗せられる娘を黙って見送りました。男は少女を他の子供と共に、街の売春宿へ連れていきます。そこでおりの中に入れられる子供たち。客からの要求を拒んだとして一人の少年がムチでたたかれ、他の子供への見せしめとして殴られ続けます。男は子供たちに「もう帰る家はなく、逃げ出せば捕まえて足を折ってしまう」と脅しました。しかしそんな男も、かつては母親に売春をさせられていた暗い過去があります。そのことを思い出しては、気持ちが悪くなる男。児童福祉センターでは、近々警察と一緒に売春宿に踏み込むことが計画され、アランヤーを助け出す準備が進められていました。しかしその頃売春宿には、臓器提供の依頼が医師から舞い込んできます。血液検査をして、健康な子供は臓器提供の対象となることになります。日本へ帰った南部と音羽は、臓器提供についての取材をすすめます。そして、タイで臓器移植を計画している梶川夫妻の自宅に行って話を聞くことにしました。梶川の妻(鈴木砂羽)に接触をはかった南部たちですが、感情をあらわにした音羽のせいで話を聞くことはできませんでした。そんな時、南部は元仲介人の男からある医師をたずねるよう言われます。病院へ行き、医師に接触する南部。臓器の提供元を尋ねる南部に、医師は逃げるようにその場を離れます。後日、亡くなった南部の部屋を遺品整理する与田。その時、南部が集めた子供売春の新聞記事がたくさん貼っているのを見つけます。そして、部屋には一人のタイの少年の写真が飾ってあるのを発見する与田でした。映画「闇の子供たち」のあらすじと結末をネタバレ解説。動画やキャスト紹介、レビューや感想も掲載。ストーリーのラストまで簡単解説します。梶川夫妻の子供がタイで手術を受ける日に、証拠の写真を撮るために以前に面会した与田を使うことにした南部。二人がスナックで飲んで、気分を悪くした南部を与田が介抱していると、売春宿にいる男と組織の人間と癒着している警察が南部を脅しにかかります。「これ以上周りを嗅ぎまわるな」と脅されて、与田はこれ以上の調査は辞めようと言いますが、南部は「気持ち悪い日本人と一緒にされたくない」と、これまで通り続けることにしました。そのころ、センターの職員が行っていた広場での集会には多くの市民が集まっていました。そこには協力してくれていたボランティアのゲーオもいます。しかしゲーオが突然発砲。実は彼は、裏で売春組織とつるんでいました。警察との銃撃戦になり、ゲーオは射殺されてしまいます。そして警察は売春宿にも乗り込み、摘発。子供たちは無事保護されました。証拠の写真も手に入り、南部は音羽に一緒に日本に帰ろうと言います。しかし音羽はタイの子供を救うべく、日本には戻らないと話しました。南部は昔、自分がタイの少年の手を引いて暗闇を歩いていたことを思い出し、その場に崩れ落ちます。音羽は児童福祉センターの職員たちと、貧困家庭を回って子供の状況を確認します。ある貧しい家では、金で子供を売り飛ばし、行方不明になっている一人の少女がいました。少女は売春宿に売られ、名はアランヤーと言います。彼女は客としてきた男性に、ある手紙をたくしました。その頃、警察に相談していた福祉センターの職員が一人、銃で殺されてしまいます。警察に密告者がいることを知った音羽たちは、センターの職員たちだけでアランヤーを助け出すことにし、売春宿の前でゴミとしてアランヤーが捨てられるのを待つ音羽。他にも子供売春や職員を殺した犯人の事を訴えるための集会を開催することを載せたチラシを配るなど、少しでも現状を変えようと必死で頑張るセンターの職員。そしてついにアランヤーがゴミとして捨てられ助け出すことに成功した音羽は、アランヤーを連れて病院へ行きます。「自分はけがれている」と言うアランヤーに、音羽はそっとキスをするのでした。一方、子供の臓器移植のために梶川夫妻がついにタイへやって来ます。数日後、売春宿にいた子供が病院へとやって来て、少女を医師が引き取りました。与田は証拠写真をカメラに収めます。仕方なく職員たちだけで売春宿を探すことになり、その時にボランティアのゲーオが手伝ってくれたおかげで売春宿が見つかりました。売春宿に職員を送り込み、一人の少女にアランヤーことを尋ねますが、外で見張られているので少女は口を割りません。アランヤーを助け出すにはどうすればいいのか職員同士で意見が割れて、一人の男性が売春宿に乗り込みましたが、結局、殴られて追い出されてしまいました。音羽はアランヤーがエイズであればいずれ捨てられるので、ゴミ収集車を待てばいいと提案します。すると上司から、「あなたは日本へ帰って、臓器提供の子供を助けて」と言われました。その頃、エイズとなってゴミとして捨てられていた少女が自力でゴミ袋からはい出し、家にはって帰ろうとします。やっと家についた少女ですが、家に入れてもらえず少女は外で過ごすこととなります。食べ物を与えられても食べることができず、どんどん体力を奪われる少女。ついに少女は亡くなってしまい、父親らしき人物が少女に火を付け燃やし、母親が泣き崩れるのでした。