なるほど……。先生はZoomを使った双方向性の授業を行なっていますよね。具体的に、どういった教え方をされているのでしょうか。ありがとうございます。前回はゼミ室にあるテーブルを使用していたのですが、授業での見やすさを考えて、高さが調整できるPC台を導入してみました。私、顔が大きいんですが、PC台のおかげで見やすくなったかなあと思います(笑)。通信料の負担も軽減されるので、まだネット環境が整っていない学生にもありがたいですね。課題の提出はどんな風にされていますか?私もiPad持っています!授業の資料がPDFで送られてくることもあるので、データに別売りのペンで直接書き込みできるiPadがとても便利です。そうですね。そもそも、いろんな特性を持つ人たちがひとつの場所に集まらないといけない授業環境に、個人的に疑問を抱いていました。私のように聴覚が過敏なタイプや、不特定多数の中で発言するのが難しい人もいます。そういった人は、チャットで個別質問ができるオンライン授業の方がいいのかなと思います。また、対面で会えないので充実感に乏しい学生は多いんじゃないかなと思います。とくに1年生は知り合いも少ないでしょうし、どれだけ魅力的なオンライン授業をする先生がいらっしゃっても、顔を合わせることでしか得られないものはやはりあるでしょうね。あとは、私はどうしても先生の方を心配してしまいますね。新型コロナウイルスによってWebのリテラシーの高低関係なく、強制的にオンラインで授業を実施せざるを得ない状況になった。必死に授業を作っている先生に対して、個人を特定できないアカウントからイタズラなどは、本当に心が疲弊してしまうだろうなと。Kindai Picks編集部 | 2020.07.08日経ビジネス | 2020.07.27Kindai Picks編集部 | 2020.02.14あと「富士フイルム FUJIFILM X-H1」も所持しています。こちらはバリアングルモニターではないので、画角を調整してから撮影する必要がありますが、画質はこちらの方が綺麗ですね。そうですね、YouTubeで授業の動画を作り、公開範囲を学生たち限定して公開しています。それを見て学習してもらい、課題を与えて取り組んでもらっています。オンライン授業にしかない利便性もありますから、もし対面式の授業が復活しても、授業のどこかでオンラインで学習ができる要素は残ると考えています。何事もやってみて改善点が見つかりますし、今後もいろいろと試してみようとは思いますね。通学時間がなくなるというのは学生にとって大きなメリットですよね。山本さんは家事の時間と学習を両立できるというポジティブな意見ですが、中には通学時間がなくなったせいで授業開始ギリギリまで布団の中にいて、生活リズムが乱れ続けてしまっている学生の声も聞いています。結果は、オンライン授業をポジティブに捉えている人、ネガティブに捉えている人が半々でした。大学の対応速度・学生側の通信環境や学習意欲など、回答にはいろんな背景が絡み合っていると思いますが、全体としては一長一短なのかと思いますね。ネガティブな部分でいうと、一部の学生が荒らし行為をすることでしょうか。200人以上が集まる大きな授業だと、学習意欲の低い学生もどうしても出てきてしまうでしょうし。Kindai Picks編集部 | 2020.04.28何事もそうですが、いい面と悪い面はそれぞれあるなと感じますね。なるほど!カメラ自体はお持ちの先生も多いでしょうし、この機会に動画撮影にチャレンジするのはすごくいいですね。ポジティブな面でいうと、オンライン授業のおかげで勉強しやすくなったという学生はいるでしょうね。オンライン授業で得たものをどう生かすかは、今後、自粛が解かれた大学でとても重要だと思います。他の大学に比べて、近畿大学はオンライン授業の環境が整っています。難しいことかもしれませんが、いろんな価値観を持つ全ての学生の学びに繋がるようなオンライン授業へと発展できるといいですね。今日はありがとうございました!Kindai Picks編集部 | 2020.07.28Kindai Picks編集部 | 2020.07.22YouTube配信ですか!確かにチャット機能があるので便利かもしれない。カメラでの撮影も覚えたので、前回お話ししていたiPadの画面録画機能を使って、板書にあたる内容をメモアプリで書きつつ、カメラに向かって解説をおこなう私を撮影して、2つの動画を1つの画面に編集しています。オンデマンド型の授業は時間にとらわれずに学習ができる反面、授業動画を見て学習したかどうかの判断は課題提出が必須になりますよね。双方向型授業も、Zoom自体はアカウント名を視聴者側が任意で変えられるので、その特徴に対応した出席の取り方が必要です。私にとっては艱難辛苦(かんなんしんく)でした。Zoom自体には多少慣れましたが、スムーズに対応できないこともまだあり狼狽することもたくさんあります。なんせ私、もう60を過ぎていますから……(笑)。Zoomを使って話すのは40分程度、他はパワーポイントで作成した資料を学生に配布して、こちらで事前に録画した解説を見ながら学習してもらっています。本当は板書しているところなども含めて90分すべてZoomを使いたいのですが、通信容量が多くなってしまうことや、画面を見続けることは学生たちの目に負担を与えてしまうので、難しいところですね。WordファイルやGoogleドキュメントなど、こちらが確認できるものであれば自由です。もちろん、課題を書いたノートを写真に撮って送ってくれるものでも。授業の反応や課題を見る限りですが、学生たちはとても柔軟に対応してくれていると感じますね。(C)Kindai University All Rights Reservd.全学生に対してメディアリテラシーを学ぶ授業を行うとか、もしかしたら同じ授業項目でも学力や学習意欲に準じたクラス分けがあってもいいのかもしれません。現状のオンライン授業は、一人でも自主的に学習ができる子だけが伸びる環境です。そこを授業そのものの構造や、私たち学生の意識を変えることで全体のボトムアップができるのではないかな。今日はよろしくお願いします。先生はオンデマンド型の授業を予定されていましたよね。Kindai Picks編集部 | 2020.07.20Kindai Picks編集部 | 2020.04.22学生も、対応できている人とできていない人の差がありますね。「音声が聞こえません!」とか「ラグがあります!」といったコメントがZoomのチャットにつくことがあるのですが、正直申し上げて学生側の通信環境が影響している部分も多いですね。なるべく早く学生全員のネット環境が整備されればいいなと思います。Kindai Picks編集部 | 2019.08.02確かに。3年生までは比較的授業が忙しいので課題ばかりになるのは大変です。私は授業の中で、過去に何度かゲスト講師を招いて登壇していただいていたのですが、これをZoomで行うことは構想の中にあります。海外在住の方などでも、コストを気にすることなくお願いができますから。せっかく大きな変革が起きたのだから、変革後にどういった図を描くのが学生や世の中にとってベターか、思考しながら進めていく必要はあるでしょうね。上の動画は現在授業で使っているものなのですが、編集や撮影などだいぶ工夫しています。以前見せていただいた「授業動画の作り方」の動画よりも、クオリティが上がっている気がします。テロップのつけ方にも技術の向上を感じる……!あ〜、それは……ありますよね。Zoomにリアルタイムで画面にコメントを流せる「パパパコメント」機能を導入された授業で、授業とは関係のないコメントを流す学生とか。また、これも難しいところですが、教室で出席を取らなくなったので、レポート課題の提出をもって出席とする授業も増えましたよね。それに伴って、学生たちが課題に圧迫されているという話も耳にします。Kindai Picks編集部 | 2020.07.20なるほど。通学時間があるおかげできちんと朝起きるルーティーンをつくっていた学生もいる訳ですね。また、動画の中にも作業時間を設けています。一時停止して、手を動かしてもらう時間ですね。これを動画内に設けることで、メリハリが出るのではないかなと。私もオンライン授業にはおおむね満足しているんですよね。一人暮らしなので、家事の時間をしっかり取れるのはありがたいなと思って。経営学部商学科 3年の山本夏香です。前回はありがとうございました。今日もよろしくお願いします。早速ですが、前回の取材時と比べると、格段に先生の画面が見やすくなったような気がするのですが……?Kindai Picks編集部 | 2020.07.29学生の皆さんは、スムーズに授業に取り組みはじめられたのでしょうか。それはよかったです。まだまだ慣れないことも多いのですが、できることから少しずつ改良しています。ただ、映像データも決して軽い訳ではないんですよね。20分で100MBくらいにはなってしまうので、現在はそれを圧縮したものを配布しています。圧縮するとデータは軽くなる分、音声や画像が荒くなってしまうので、逐一学生にはスムーズに聞こえるかどうかを確認しながら行っていますね。先生はもちろん大変ですが、学生にとってオンライン授業はメリットもあるなと感じていて。私は一人暮らしなので、家事と学習を両立しやすいのが嬉しいです。Kindai Picks編集部 | 2020.07.28対面授業になったら、先生はオンラインでの学習環境はどう生かす予定でしょうか?確かに長年ずっと対面式の授業でやってきた、大ベテランの先生方は合わせるのが大変そうです……。わざとなのか何なのかわからないんですが、ゲームの音楽が後ろで流れているのにミュートを解除し続ける学生とか……。もちろん勉強に励むだけが大学の楽しみ方ではないですし、オンライン上ではどうしても集中できない学生もいると思うんです。でもだからといって、授業の進行を妨げていいものではないですし。単純に、他の人がどう思っているか想像力が希薄なのかもしれません。Kindai Picks編集部 | 2020.05.22ありがとうございます。最初は動画編集アプリの「iMovie」で製作していたんですが、やっているうちに、もっと動画を作り込んでいきたい気持ちが芽生えて、いまはよりプロ向けのソフトウェアである「Final Cut Pro」を使用しています。私も閲覧者が指定できるZoomチャットの「限定コメント」はけっこう活用していますね。また、画面を通じてのコミュニケーションは対面と違って対等な感じがあるというか……。そうか。今までは紙にペンで書いていましたもんね。でも、今後ドイツ語を学んだ学生たちがドイツ語を活用するとしても、タイピングでの入力が主になると思いますし、逆に現代のライフスタイルに合っていてよいのかも……?今日はよろしくお願いします。岡島さんは、オンライン授業をどうお考えですか?そうですね、遠方から通っている学生などは、対面授業がはじまってもオンラインで遠隔学習をする方がいい場合もあると思います。キャンパスが開放されたとしても、新型コロナ流行の前のようにはならないでしょう。たとえば教室で授業を行いつつ、傍らでカメラを回しておいて、それを遠隔学習用に使うなどの可能性はあるでしょうね。画角が違うとこんなに見やすさが違うものなんですね。それに、ヘッドセットも導入されたんですね!音声が聞き取りやすくなりました。先生はオンライン授業に不安を感じていらっしゃいましたが、はじまって1週間と少し、授業開始してみて、いかがですか?
こんにちは。私は現在大学2年生で家からオンライン授業を毎日受講している者です。karasuni31さんは、はてなブログを使っています。あなたもはてなブログをはじめてみませんか?こういった問題点から考えるに、個人的には大学のオンライン授業はパワーポイントなどを教授が公開したり、教授が授業を録音しておいて公開しそれを生徒が聞いたり読んだりして勉強をしレポートを書いて提出する形がとても良いと感じました。こういったオンライン授業は大学に直接行かなくても良いというとても大きなメリットがありますが、実際に受講してみると問題点もいくつかあるように感じました。連絡が遅いことによってどのような形で授業を行うのか、教科書はどうすればいいのか、予習はどうするのかなどといった不安が生徒側としては出てきてしまいます。もう1つは、zoomであったりwebexなどのオンラインでミーティングが出来るアプリを使用しカメラとマイクを通して教授と生徒で顔を合わせコミュニケーションをしながら授業を進めていくタイプの授業です。今ほとんどの人がテレワークなどでマイクとカメラを購入しています。もちろん連絡を迅速にしてくれる教授もいますが、連絡が遅い教授の授業が必修であったりした場合はとても苦しいです。私は文学部で英文学科を専攻しているのですが、授業は2つのやり方に分かれています。1つ目は、オンライン上で教授がパワーポイントなどの文書を公開し生徒はそれを読んでレポートなどを書いてオンライン上で教授に提出をするタイプの授業。授業の際にミーティングなどを開始しても、画面がプツプツであったり、先生の声が綺麗に聞こえない場合がとても多いです。ミーティングアプリを活用した授業はグダグダになることがとても多いし正直カメラとマイクを通してコミュニケーションをとる必要性をあまり感じません。そのためコミュニケーションが必要な授業ではマイクとカメラやパソコンがないため授業を受けれないという人がとても多いように感じます。この記事では大学に入ったばかりの方であったり大学のオンライン授業がどのように行われているか知りたい方へ向けて大学のオンライン授業について解説していきます。
オンライン授業と普段の授業の一番の違いは学校と自宅ですが、それはつまり登下校の時間がいらなくなったという事です。教室であれば生徒の様子を見てサポートも出来ますが、配信された動画を見て勉強するタイプだとそれが分かりません。全員がスムーズに受けられるのが理想ですが、まだそこまで整備できていないのが現状です。今回は自宅で学校や塾の授業を受けられるという視点から始まりました。対面ではなく動画タイプだと、いつ授業を見ていつ宿題・課題をするかも考える必要があります。また先生がどういったやり方で授業を進めているのかも知ることができる貴重な機会かもしれません。もちろん学校側も設定などに関して説明してくれるはずですが、それでも分からない場合や不安な方も多いようです。小学校低学年の場合だと設定は保護者の方が行うことになると思いますが、アプリのインストールなど準備に最低限の知識が必要に。改善していく必要がある点もあれば、今だからこそ出来る経験もあり、今後も注目していきたい事の一つと言えそうです。この記事ではパソコンにカメラやマイクが内蔵されているか確認する方法について紹介しています。自宅と教室で全く同じということは無いかもしれませんが、垣間見ることはできるのではないでしょうか。先生側からすれば生徒が授業についてこれてるのかは、メッセージのやり取りや提出された課題・宿題を見て判断する必要が出て来ます。Zoomで行う場合はどういった準備が必要になるのか?も紹介しています。1800ニュースの村上です。毎日の中であまり報道されないニュースや深く掘り下げられていない情報を、独自の視点で取り上げております。ライター歴10年の筆者が経験を活かしつつ、知りたいを届けるメディアとして1800ニュースを運営中。何かございましたらお気軽に問い合わせフォームよりご連絡ください。Wi-Fiやデータ通信量(ギガ不足)になどに関しては別の記事でまとめています。しかし現在進めている整備をさらに進めて行けば、将来的に多様な形で授業を受けられることに繋がります。また生徒側も保護者に説明しておくと勘違いを防ぐことが出来そうですね。ところがオンライン授業の場合だと、子どもがどういった風に授業を受けているのか知ることができます。学校、先生、生徒、保護者それぞれが協力しながら環境作りを行っていますが、同時に問題点も少しずつ見えてきたようです。インターネットに慣れていない方へのサポートも考慮する必要がありそうです。
オンライン授業では、定期試験という特定の方法にこだわらないようにしましょう。 オンライン授業では、複数の評価方法を複数回実施して組み合わせる方が適しています。 より⾼次の能⼒を問う課題を⽤意する. こんにちは、柴田崚介です。大学院に通いながら、私立高校非常勤講師とサッカー部スタッフを両立していました。※ 2020年度は修論専念中今回は、オンライン授業の可能性と問題点をテーマに大学院生と教師である僕独自の視点で解説していきます。新型ウイ
5月11日からオンライン授業が始まり、約2週間が過ぎました。ビデオ会議ツールに不慣れな先生も得意な先生も、試行錯誤をしながら授業をつくっています。実際にオンライン授業が始まってみて、先生方にはどんな発見や課題が見つかったのでしょうか?