『志村けんのだいじょうぶだぁ』(しむらけんのだいじょうぶだぁ)は、フジテレビ 系列で1987年 11月16日から1993年 9月27日まで毎週月曜日 20:00 - 20:54(jst)に放送されていたお笑い バラエティ番 … 博士(志村)が助手(田代)に新しい発明品ができたことを告げ実験を始めるが、マシーンに入れたものが予定とは別の物に変わるというオチ。最後は、助手役の田代か松本らがマシーンに入れられて(志村自らも入る場合もある)大オチへと繋がる。人体実験(石野と合体する)で志村が自ら入った時は、変なおじさんに変身した。この時は石野が着ている服の後ろに張り付く形で登場。2017年3月15日の放送では、いつものコントセットに志村と柄本が普通の格好で登場して、この「芸者コント」が誕生したきっかけなどをトークしたり、「芸者コント」の第1回放送や「芸者コント」以外の2人の代表する名作コントをVTRで2人で鑑賞するといった特別編が行われた。また、この放送回時点でこの「芸者コント」がこれまで87回行われたことも明かされた。上記の曲の使用期間中であっても、ゲストコーナーでの歌唱画面にスタッフクレジットを流してそのままエンディングにする場合や、好きになった人のコントで番組が終わる場合もよくあった。志村とその回の女性ゲストが、酒場で別れ話などをするトレンディードラマ風コント。恋人同士と見せて、実は志村が人違いに気づかず別れ話を続けるというパターン。志村が扮する「変なおじさん」「ひとみばあさん」「デシ男」「いいよなおじさん」の他に「お花坊」「芸者」などのレギュラー時代の人気コントが、ゲストを交えてのリメイクで復活し、さらに以下の新作コントも登場した。観客から抽選で選ばれた人が挑戦者になり、巨大人間ルーレットを回す。タイトルコールは「クイズなんだろな」と同じく、マイケル・ジャクソンの「BAD」のイントロが流れた後、志村・田代・松本が「人間ルーレット!ジャカジャン! !」と言い、抽選では志村がボックスが無い所に手を突っ込むマネをして田代にツッコまれ、番号を読み上げる際は「(当選番号は)三桁です(実際はそんなにいない)」「2万飛んで…」とボケをかまして、田代が「ない。ない。」と言ってツッコむという流れがあった(時には志村がボケをかまさず、そのままストレートで番号を読み上げるときもあった)。内側でルーレットマン、外側で賞品の書かれたリングが回転するような形になっており、田代が「人間、ルーレット!」の掛け声で外側のリングを回した後、挑戦者がスイッチ操作でルーレットマンを回転させる。レギュラー時代から、通常の放送とは別に不定期に2時間スペシャルが放送されていた。レギュラー番組終了後も、2007年から主にコントを主体とするスペシャル番組として不定期放送されている(後述)。次はあるビルの組織の者がターゲットだったが、隣のビルで待ち伏せされて組織の者が反撃の用意をし、多数のライフル部隊が窓から出てきた。殺し屋のコンビは「ママお出かけの時間よ」、「うんそうね」と言って逃げた。レギュラー放送末期の1992年頃からは、これらの公開収録コーナーを廃止。代わりに、志村がゲスト出演者とのトークを行うコーナーを設けていた。孫がいるらしく、田代(肥後)との会話にもよく登場している(孫から「おばあちゃん、なんでファンファン言ってるの?」と質問され、ひとみ婆さんが「特に意味はねえだよ」と答えて、孫と大笑いしたという話をする)。翌日早朝に起床するために寝ようとしていた夫婦(夫:志村、妻:石野)。すると突然、電話が鳴ったので夫が受話器を取ると、電話機(声:田代)は夫に対して何故か『戸上』と呼ぶ。当然夫は否定するも、電話機は冗談だと決めつけて受け入れようとせず、その後もしつこく話しかけてくるため、これに腹を立てた夫は、ハサミを取り出して受話器のコードを切ってしまう。『志村けんのだいじょうぶだぁ』発で最も有名となった志村のキャラクターであり、コントである。このコーナーは番組内でも異色な存在であったが、視聴者には概ね好評であった。しかし、ひっかけ的な落ちで終わるバージョンには「せっかくの感動が台無しになった」など、批判的な感想もあったという。2時間スペシャル放送日の1989年10月9日のエンディングでは、スタジオでのメンバー全員が整列して挨拶を行った後、そのままこのコントに変化した。シリアス無言劇と見せかけた「変なおじさん」の引っ掛けコントになった作品の一つとして、次の作品がある。「田代・桑野の正しい例と志村のギャグの例で終わるコント」の部類の一つで時代劇モノ。田代扮する与力が志村と桑野がそれぞれ扮する悪代官を追い詰める姿が描かれる。与力・田代を奈落に落として返り討ちにする悪代官・桑野とは対照的に、悪代官・志村はギャグ的演出が繰り広げられる。田代と典子のカップルが「威勢」の名がつく店に立ち寄ると、そこの店員たち(志村、石野、桑野、渡辺ほか)が同じセリフを一人ずつ順に連呼していくコント。志村が酒飲み過ぎて寝てたら、乗り過ごした。肥後が、西船橋(所沢)に着いたら、志村に手前で降りる。これ以外でも機械の動作音などがこの曲のイントロに変調するコントも存在した。以下にその採用例を挙げる。また、末期に入ってからは外側のリングの賞品エリアにそれぞれ赤・青・緑のラインが引いてあり、観客にそれぞれの色を割り振り、止まった賞品のラインによって観客にも番組グッズが贈られた。志村の意向から前後パートに分けられ、ショートコントは前半パートに詰め込み、後半はクイズやゲームといったお遊び要素のあるコーナーを配して、改編期などを除き時間内全編コントとすることを避けた。このコントは大別して2種類あり、松本が田代の行動をエッチな方向に勘違いしてしまうパターンと、志村と石野扮する夫婦が、娘の部屋から洩れ聞こえてくる娘(松本)と男子同級生(田代)の会話をエッチな方向に勘違いしてしまうパターン。夫婦がその会話を勘違いし、慌てて娘の部屋に入ってみると部屋の蛍光灯を交換している最中だった、というようなオチである。番組絶頂期を支えた人気コントの1つ。中には矢崎滋が入り込むパターンがあった。一度だけ、田代と研ナオコバージョンが作られたことがあった。爺「陽子さんや、メシはまだか?」→嫁「おじいちゃん、さっき食べたでしょ?」、爺「バアさんの姿が見えないけど、バアさんどこ行った?」→嫁「何言ってるの!お婆ちゃんは3年前に死んだでしょ?」の会話が繰り返される。その嫁がふと姿を消すと、そこに「ただいまー」と本当の娘(松本)が帰宅し、さっきまでいた「嫁」は、家族の外出時に爺さんの世話を頼んだ近所の人で、この間、爺さんは本当にご飯を食べさせてもらっておらずひどい扱いを受け続けていた、また婆ちゃんも存命で「元気に温泉旅行に行ったでしょ!」というようなオチがつく。ルーレット回転中のBGMは、「だいじょうぶだぁ」のボイスがラップ調で延々と流れるものであった。回転が遅くなるとともに、BGMの速度もゆっくりに(ボイスはだんだん低音に)なっていく。逐一「箸の持つ方」と確認しないと左右もわからない男(志村)が、様々な職業に就き先輩(田代→肥後・石野→井上→優香→丸高)から指導を受けるが、やる事すべてが珍妙な失敗に終わり最後はクビになる展開のコント。緊張すると「デシッ」と言ってしまう癖がある。最初の頃では、「デシッ」という台詞無しでこのキャラを演じることもあった。番組開始から半年ほどは公開収録版とスタジオ収録版が週代わりで交互に放映されていた。のちにスタジオ収録版は消滅し、隔週になった。なお、番組末期の1993年においては稀に放送されることがあり、その場合はスタジオ収録版だった。初期は、挑戦者が実際の舞台でレギュラーキャストが実演する間違いクイズを行い、その正解数(最高4問)によってルーレットの回数が決まった。しかし、4箇所のうち1箇所は非常に分かりにくいものやマニアックなものであり、見つけられない場合が多かった。その代わり、それ以外の3箇所は判定を甘くしており、うろ覚えな回答でも正解にするケースがあり、大抵3回できることが多かった。その後、クイズが撤廃され、更に豪華商品の獲得が乱発したこともあって、無条件に3回から1回へ縮小となった。レギュラーのメンバーを総称して「だいじょうぶだぁファミリー」と呼んでいた。このコントはお約束の宝庫で、田代と志村の「婆さんや!」「爺さんや!」の掛け合いに始まり、その後も隙あらば往年のヒット曲の一節や替え歌が飛び出す。一例として以下のようなネタがあった。最後に、視聴者から届いたハガキから抽選で1枚を引き、出た目と同じ賞品を視聴者プレゼントしていた。その際志村が「フジテレビの志村さん」と宛名の方を読み、田代にツッコまれる事もあった。けんちゃん賞、マーシー賞の場合、旅行はペア御招待となる。華道家(志村)が植物(声:松本)を使って生け花を始めようとしたら、突然植物が「やめて!」と叫ぶ。ハサミを近づけてもやめるよう懇願する植物に対し、気のせいだと決めつけた華道家は植物の茎をハサミで切り落としてしまう。以下の作品は、DVDに収録されたものである。なお、タイトルはDVD収録の際に付けられたものである。爺さんと婆さんの応酬がいくつか続き、最後に婆さんが言う「いっぱい笑ったな」が締めくくりへの合い言葉になる。孫の松本が婆さんと爺さんに関する縁起でもないボケをかまし、爺さんと婆さんが素直にそれを聞いたかと思ったら「馬鹿野郎!」と孫を罵倒、「勝手に殺すな」「まだまだ生きるぞ、もう終わろう」などと言うパターンもある(ただし、前述の言動をせずに「死んだことにするんじゃない!」と返すこともあった)。不定期放送のスペシャルや、『志村けんのバカ殿様』も、定番化して定期的に行われている。最近の文化に精通する若手芸者に説教をするが、結局老芸者二人が居残り、愚痴を言い合うというパターンになっている。2009年途中より、個人情報保護の観点から、前述の通りオリジナルを尊重しつつ、以下のように本編の一部を加工して放送。一枚画テロップも変更された。突然身近にあった物が言葉を喋るようになり、志村がそれに振り回されていくコント。最後は必ず志村にハサミで一部を切り落された物体が断末魔と共に切り口から大量の血を流し、そこへ駆けつけた刑事(桑野)によって志村は何故か殺人容疑で逮捕されてしまうブラックなオチ。ルーレットマンの頭が賞品と賞品の境に止まることも数回あったが、判定は甘かった。稀にけんちゃん賞(海外旅行)、マーシー賞(国内旅行)が出そうな時点で、ルーレットマンの頭がその賞品と賞品の境に止まったこともあり、志村の裁量でけんちゃん賞かマーシー賞のマスの所へルーレットマンの頭を持って行って、旅行を獲得させたことがあった。なお、『志村けんのバカ殿様』の一部の回でも、このコントが行うことがある。しばらくしてからスイッチ操作でルーレットマンをストップさせる(大抵逆さにされる)と、外側のリングの回転が遅くなり、完全に止まった時点でルーレットマンの頭が示した賞品を獲得する。