多くのリテール店舗、飲食店での飲食、その他個人的なサービスは、この段階では再開は認められません。2020年5月19日、シンガポールの複数省庁から構成させるタスクフォースは、新型コロナウィルスの感染の連鎖を断ち切るための「サーキットブレーカー」措置が6月1日に終了したら、3段階で日々の生活を再開していくことを発表しました。冠婚葬祭も再開できますが、最大10名までとします。礼拝所も再開できますが、個人的な礼拝のみです。・社会、文化、宗教、ビジネスの集会・イベントが再開できますが、集会の規模が制限されます。・すべての学生について学校への完全復帰、高等教育の学内への学生の復帰各家庭は、同居していない両親または祖父母の訪問が可能になります。しかし、どの家庭も訪問は1日1回として、訪問者は、同じ世帯から2名までとします。子どもの面倒を見てもらうために、両親または祖父母の家に子どもを預けることが可能になります。その他すべての高齢者向けの活動は、引き続き停止となります。ただし、周囲のサポートがまったく、またはほとんど受けられない高齢者のために、高齢者サービスセンターは徐々に再開します。・高齢者は、セーフディスタンシングを守り、混雑した場所を避けたうえで、日常生活に戻ることができます。ヘルスケアサービス、予防治療サービス、1対1での補完医療サービスが再開します。2020年6月2日より、シンガポールは、感染リスクの高くない経済活動から順に再開していきます。リスクの高い、社会、経済、娯楽活動は引き続き閉鎖となります。外出についても、引き続きエセンシャル(必要不可欠)な場合のみとし、マスク着用とします。高齢者は、自宅待機が推奨されます。シンガポールは新型コロナウィルス感染拡大抑制のための「サーキット・ブレーカー」措置を段階的に解除してくことを発表しました。家庭外の人との接触を制限するために、エセンシャルでない活動および親交を深める目的での集まりなどは引き続き禁止となります。人々の活動が再開すると、日々の新規感染者がまた増えることが想定される一方で、政府は、新しいクラスターの形成を防ぐために感染例を見つけて封じ込めていく方針です。第3フェーズとなる頃には、シンガポールは「ニュー・ノーマル(新常態)」に達していることでしょう。有効なワクチンまたは治療法が開発されるまでは、この状態を継続することになります。課外活動、塾・習い事は、複数クラスや他校との交流を促すので再開しません。・長期間の濃厚接触、閉鎖された空間で混雑のリスクがあるようなサービス・活動(スパ、マッサージ、映画館、劇場、バー、パブ、ナイトクラブ)が再開します。職場に戻ることが許される国民が増え、感染のリスクをおさえた状態でビジネスの再開も許されます。在宅勤務ができる者については、引き続き在宅勤務とします。自動車整備、エアコン整備、基本的なペット関連サービス、美容院・理容室のすべてのサービスなど、再開できるサービスが増えます。小学校・中学校の卒業学年は、毎日登校となりますが、それ以外の学年は、在宅学習と学校での授業を隔週で行います。学校内では、マスクまたはフェイスシールドの着用が求められます。学童保育も再開、幼稚園は徐々に再開します。第2フェーズでは、再開可能な活動がさらに増えます。フェーズ2への移行は、フェーズ1開始から数週間コミュニティ内感染率が安定して低い状態が続き、外国人労働者の寮内感染が落ち着いてからとなります。・安全管理対策をした上でさらなるビジネスの再開(飲食店での店内飲食、リテール店舗、ジム・フィットネススタジオ、塾・習い事)
[シンガポール] 段階的にロックダウンを解除. シンガポールは新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、4月7日から6月1日まで職場閉鎖に踏み切った。6月2日から段階的に閉鎖を解除しているが、景気減速が顕在化する中、感染第2波を警戒しながらも経済活動を再開する「ウィズ・コロナ」の時代を迎えている。 人工知能(ai)の開発に注力するシンガポール工科設計大学(sutd)データドリブンイノベーションラボが、世界各国から公開されているデータを元に、新型コロナウイルスの「収束日」を予測し、その結果を公開した。研究チームは、各国から取得可能な統計 ジェトロの海外ネットワークを通じて収集した最新のビジネスニュース・レポートなどをお届けしています。新型コロナウイルスに伴う経済状況の急速な悪化を受けて、政府は2月から5月までに4回、企業や個人への支援パッケージを発表している。政府はパッケージの中で、雇用主に従業員の10カ月分の月給の25~75%を補助する「雇用サポート・スキーム(JSS)」を通じて雇用維持を支援し、不動産保有主を通じて商業物件のテナントの賃料に充てるなど経営コスト負担の軽減を図っている(注1)。こうした政府の支援総額は929億シンガポール・ドル(約7兆1,998億円、Sドル、1Sドル=約77.5円)と、GDPの19.2%の規模に達している。外国人材を活用したビジネスの拡大や外国人材を積極的に受け入れる地域の取り組みを紹介部分的ロックダウンの中でも、ほぼ全ての製造活動と輸出入を支える物流は継続していた。しかし、周辺国のロックダウンで国外からの資材調達や輸出に困難をきたすなど、グローバル・サプライチェーンが混乱し、その直撃を受けた。特に、マレーシアの移動制限令は、資材調達だけでなく、同国南部ジョホール州からシンガポールの工場や物流現場へ越境通勤する労働者が足止めされるなどの支障をもたらした。欧州が歩む循環型経済への道 -「コロナ後」のより持続可能な未来へ政府は6月2日から部分的ロックダウンを解除したが、経済活動の全面的再開には極めて慎重だ。第1段階では労働力の3分の1が復帰するが、食品以外の小売店の開業や飲食店の店内でのサービスは第2段階にならないと始まらない。また、人材省はオフィス業務については感染対策ガイドラインで「自宅勤務を基本」としていることから、6月2日以降も自宅勤務を継続している職場が多い。同省は、第2段階でも自宅勤務を強く推奨している(注2)。各種サービスメニューを取り揃えて日本企業の皆様の海外ビジネス展開を支援します。拡大するロシアEC市場 -ロシアEC事業者へのインタビューからしかし、政府支援が継続される中、長引く国内景気の落ち込みは個人の生活も直撃している。支援パッケージのうち、失業したか収入の3分の1を失った低・中所得者向けに一時金500Sドルを支給する「一時支援金(TRF)」の申請者は、4月の1カ月間で約59万人に上った。地場銀行OCBCの調査(6月1日発表)によると、今回の新型コロナウイルスの影響で貯蓄を2割以上取り崩した21歳以上の国民は22%だった。雇用を失った場合に6カ月以上生活を維持できる人は30%しかなく、雇用への不安が高まっている。シンガポールは6月1日、部分的ロックダウン「サーキットブレーカー」を解除した。4月7日から同国では新型コロナウイルスの感染拡大防止のために、必須サービスを除く大半の職場が閉鎖されていた。6月2日からは3段階で閉鎖が解除され、感染の第2波を警戒しながら経済活動を再開する「ウィズ・コロナ」の段階を迎える。しかし、貿易活動の停滞と国内の消費活動の落ち込みにより、2020年のGDP成長率は最大で前年比7.0%減へと落ち込む見通しだ。シンガポールは、1965年の独立以来最大の危機に直面している。米中摩擦でグローバルサプライチェーンはどうなる? ‐ 2020年を読む世界的に長引くロックダウンは、国内経済にも影を落とし始めている。貿易産業省(MTI)は5月26日、第1四半期(1~3月)のGDP成長率(改定値)は前期比年率でマイナス4.7%(季節調整済み)と、前期の0.6%からマイナスに転換したことを発表した。製造業では医薬品が好調だったことを受けて前期比37.3%増だったが、サービス業は13.3%減と2桁減少。サービス業の中でも宿泊・飲食サービスは前期比69.9%減と大幅なマイナスとなった。外国人来訪者は第1四半期に266万人と、入国規制により前年同期比43.3%と激減した。2月以降、ほぼ全ての大型展示会や国際展示会も8月までは延期か中止となり、3月23日には短期滞在者の入国を全面的に停止した。シンガポール航空が運航便数を9割以上削減するなど、東南アジアのハブ機能を持つチャンギ空港へ乗り入れる航空便も大幅に減便された。6月2日現在、4つあるターミナルのうち、第2、第4ターミナルが閉鎖されている。建設も民間建設受注の落ち込みにより前期比21.8%の大幅減となった。建設を取り巻く状況は一段と深刻化している。部分的ロックダウン中で大半の建設活動が停止した上、低熟練外国人労働者の間での感染急増で建設労働者が隔離となった。建設労働者の隔離は解除されつつあるが、建設工事の本格再開までには時間がかかると予想される。海外ビジネスの目的にあわせてご利用いただける、ジェトロのビジネス情報とサービスをご案内します。MTIは上掲の発表でこうした国内外の経済環境の急速な悪化を受け、2020年通年のGDP成長率予測を「前年比7.0%減~4.0%減」へと下方修正した。これにより2020年の経済成長率は1965年の独立以来最悪のGDP成長率へと落ち込む見込みだ。各国・地域の基礎情報や制度をご覧になりたい場合は「国・地域別情報」をご覧ください。5月に入り、ドミトリー在住の外国人労働者以外の国内の新規感染が大きく減少した。これに伴い、政府の新型コロナウイルス対策タスクフォースは部分的ロックダウン解除前の5月5日から、菓子・ケーキ販売やペット店など一部の営業を少しずつ再開している。しかし、長引くロックダウンに加え先行き不透明感から、消費活動は大きく停滞したままだ。同国で最初の新型コロナウイルスの感染者が確認されたのは、1月23日のこと。3月30日に低熟練外国人労働者専用のドミトリーで感染クラスターが確認された後、外国人労働者の間で感染が一気に広まった。4月1日に1,000人だった累計感染者は6月1日には3万5,292人(うち、24人が死亡)。2カ月間で3万人以上も感染者が増えたことになる。そのうち3万3,027人がドミトリー在住の外国人労働者だ。 2020年5月19日、シンガポールの複数省庁から構成させるタスクフォースは、新型コロナウィルスの感染の連鎖を断ち切るための「サーキットブレーカー」措置が6月1日に終了したら、3段階で日々の生活を再開していくことを発表しました。