山本 潤子(やまもと じゅんこ、1949年 12月30日 - )は、日本のシンガーソングライターである。 旧姓、新居。. 掲載の記事・写真・イラスト等のすべてのコンテンツの無断複写・転載を禁じます日本の生活や文化に密着した季語の中から代表的なものを選び、その文化的な由来や文学の中での使われ方などを解説する、読んで楽しく役に立つ連載エッセイです。ほととぎすは「杜鵑」「時鳥」「子規」「郭公」「不如帰」「杜魂」「蜀魂」などと書かれるほか、あやめ鳥、いもせ鳥、うない鳥、さなえ鳥、しでの田おさ、たちばな鳥、たま迎え鳥、夕かげ鳥などなどたいへん多くの異名がある。それだけ日本人と多面的な付き合いをしてきた複雑な存在だということを、このことはものがたっている。「いくばくの田を作ればか時鳥しでの田長(たをさ)を朝な朝な鳴く」(藤原敏行『古今集』)という歌は、田植えの監督者である長老の田長に、田植えを早くするようにと、ほととぎすが呼びたてていくという意味である。「しで」はよくわからない。「賎(しず)」の転訛とも、山の名とも言われている。「しでの田おさ」はほととぎすの異名にもなるが、問題はこの「しで」が同音の「死出」のほうに連想が働き、暗いイメージが定着していくことだ。ひとつには夜にも鳴く鳥、姿も見せずに鳴く鳥というところから、冥土に通う鳥とされていた点。もうひとつには「杜魂」「蜀魂」という名の由来になった中国の故事のイメージである。蜀の望帝は、退位後、復位しようとしたが果たせず、死してほととぎすと化し、春月の間に昼夜分かたず悲しみ鳴いたという。これらのことも重なって、ほととぎすの一面でもある暗い陰鬱なイメージができていったと思われる。鳴き声をまねると厠に血を吐くなどの凶事があるとか、床に臥して初音を聞くと、その年は病気になるとかのいろいろな不吉な言い伝えがある。
季節によって移動する鳥を渡り鳥というが、その生態はさまざまである。基本的には繁殖する地域とそれ以外の時期を過ごす地域が離れていて、毎年、定期的にその間を往復する鳥をいうが、ある特定の地域に毎年、決まった季節だけに現れる鳥は候鳥といい、また短
鳥の渡り行動は、昔から人々の興味を引いたようで、かのアリストテレスも「動物生活誌」の中で、鶴やペリカンの季節的な移動について述べている。しかしその科学的解明はそれほど進んでいない。なぜこのような行動を決まった時期にするかについては、日長の季節変化が下垂体の活動に影響を与えるからだということが、温帯の鳥に限ってわかっている程度である。また渡りの方向やルートについては、太陽や恒星を手がかりにしているという天体航法説が有力だが、近年、地磁気を手がかりにしているという説を唱える研究者もいる。なにしろ動物の行動調査の有力な方法である標識調査(首や足首に標識をつけて行動を調べる調査)が、再び捕まえることのできる鳥が少なく、あまり有効でないのだ。日本に渡ってくる鳥には、北方の繁殖地(シベリアなど)から秋、渡ってきて、春、帰っていく鴫(しぎ)、千鳥(ちどり)、雁(かり)、鴨(かも)、鶫(つぐみ)、花鶏(あとり)、鶸(ひわ)と、南方の越冬地に秋、帰っていき、春、戻ってくる燕(つばめ)、時鳥(ほととぎす)などがいて、春の渡りもあるのだが、渡り鳥といえば秋ということになっている。それは春の渡りがあまり目だたないのにくらべ、秋の渡りは集団を組むことが多いので、たいへん目につくことが大きな理由だ。それと秋の寂寥感との結びつきもある。「此の秋は何で年寄る雲に鳥」という芭蕉の句は、直接、渡り鳥を詠んだものではないが(「鳥雲に」という春の季語がある)、この寂寥感をよく伝えている。定住しないで方々を渡り歩いて生活する人を渡り鳥とか渡り者とかいったりするが、たとえば江戸時代、「椋鳥(むくどり)」といえば、冬、江戸に出稼ぎにやってくる越後や信濃からの季節労働者をさした。椋鳥の渡り行動が冬の農閑期に江戸に出てくる彼らの行動と似ていたためである。季節によって移動する鳥を渡り鳥というが、その生態はさまざまである。基本的には繁殖する地域とそれ以外の時期を過ごす地域が離れていて、毎年、定期的にその間を往復する鳥をいうが、ある特定の地域に毎年、決まった季節だけに現れる鳥は候鳥といい、また短距離たとえば日本内地を季節移動しているのは漂鳥といって渡り鳥と区別している。いずれにしても一定の地域にとどまって生活する留鳥に対する語である。©2001-2020 NetAdvance Inc. All rights reserved.
古来、詩歌に詠われてきた代表的な題といえば、雪(冬)、月(秋)、花(春)そしてほととぎす(夏)。最近の都市化で、その声を聞くことはまれになったが、初夏の鶯、秋の雁をしのぐ日本を代表する鳥とされてきた。伝統俳句の牙城である「ホトトギス」がその誌名としたのも故なしとしない。ところが近年はあまりパッとしない。接する機会が減ったというのがいちばんの理由だろうが、日本人の季節感の変化あるいは衰退ということも、その背後にあるように思われる。ほととぎすといえば、まずその鳴き声である。「テッペンカケタカ」「ホンゾンカケタカ」「特許許可局」「あちゃとてた(あちらへ飛んで行った)」などとと聞こえるとされる鳴き声は、かなり忙しげで「帛(はく)を裂くが如し」と言われている。その間にピチピチという地鳴きをはさむが、雌の声はこの地鳴きだけである。夜間に鳴き渡ることも多く、その場合は短くキョッ、キョッと鳴きながら飛びすぎるので、気がつかない人も多いようだ。初音、初声ということばで、その鳴き声を待たれるのは鶯とほととぎすだけ。ともに春と夏の到来を告げる鳥として、その初音を今か今かと昔の日本人は待ったわけである。渡り鳥であるほととぎすが渡来する5月初めはちょうど田植え時。そのため田植えを促す勧農の鳥とされた。©2001-2020 NetAdvance Inc. All rights reserved. 古来、詩歌に詠われてきた代表的な題といえば、雪(冬)、月(秋)、花(春)そしてほととぎす(夏)。最近の都市化で、その声を聞くことはまれになったが、初夏の鶯、秋の雁をしのぐ日本を代表する鳥とされてきた。伝統俳句の牙城である「ホトトギス」がその 鳥たちの生活に何がおきているのでしょうか? 鳥たちの飛来状況を調べてみよう. 愛鳥週間の頃、奄美の鳥たちは子育ての真っ最中毎年5月10日から17日は愛鳥週間です。日本本土ではちょうど新緑の季節。南の国から渡ってきた鳥たちが春を謳歌するように美声を響かせ、鳥たちの恋の季節がはじまります。 季節ごとに旬の野鳥を観察したい!どうしたら野鳥たちに出会える?こんな疑問にお答えします。 日本には、季節に応じて様々な野鳥がやってきます。 でも、彼らを闇雲に探してもなかなか出会えません。 この公園で綺麗な夏鳥が見られるって聞いたけど、どこを探してもいないよ! 「日本の 鳥 百科」の中に掲載されている 鳥 は、鳴き声の特徴からも検索できます。 あなたが今聞いている鳴き声がどの 鳥 のものなのか、調べてみませんか? 上では春の話をしましたが、秋になり冬鳥たちがやってくる季節になると、毎年のようにツグミの飛来が今年は遅いなど話題にあがります。 掲載の記事・写真・イラスト等のすべてのコンテンツの無断複写・転載を禁じます日本の生活や文化に密着した季語の中から代表的なものを選び、その文化的な由来や文学の中での使われ方などを解説する、読んで楽しく役に立つ連載エッセイです。それでもわかっているのは渡り鳥は驚くほどの距離を飛ぶということだ。繁殖地の北極圏から越冬する南極大陸まで16000kmも移動するキョクアジサシは、地球半周に近い距離を飛ぶことになる。ムナグロという名の千鳥はアラスカ-ハワイ間3000kmを35時間無着陸で飛行する。伊良湖岬では9月末ころ、雁渡りというサシバの大群が見られる。ここからサシバは紀伊半島、四国、宮崎、宮古島、台湾を経てフィリピンに至るが、宮古島では宮崎から飛んできて木で休んでいるサシバを手で捕まえる風習があったという。それだけ疲れ果てているということである。渡り鳥は渡りの季節を迎えると、体重が2倍になるほどの餌を食べ、エネルギーを蓄えるが、目的地に着くとみるかげもなくやせ細り、人に手づかみされるぐらいに体力が落ちているのである。渡りの途中で命を落とすものも多い。人間が感傷にひたるのもいいが、渡り鳥は命がけでもあるのだ。